リズムセミナーに出席して
5月20-21日浜松の徳永リズムセミナーに出席してきた。
東京、大阪、京都、四国、中部などから約50名の参加者が集まった。
今回で私は4回目くらいになるが、リズムの大事さ、自分のリズム感などがやっと理解できるようになったように思う。リズムは体得しないと分からない感覚である。頭で分かっていても演奏表現の上では役に立たないように思う。
練習した例題を毎日または出来る日は繰り返してリズム感を育てよう!
5月20-21日浜松の徳永リズムセミナーに出席してきた。
東京、大阪、京都、四国、中部などから約50名の参加者が集まった。
今回で私は4回目くらいになるが、リズムの大事さ、自分のリズム感などがやっと理解できるようになったように思う。リズムは体得しないと分からない感覚である。頭で分かっていても演奏表現の上では役に立たないように思う。
練習した例題を毎日または出来る日は繰り返してリズム感を育てよう!
この4・5月という季節は私にとっては毎年 断端痛に苦しむ季節である。低気圧が4月21日九州の南の海上をゆっくりと東進して、22日午前1時頃四国ー東海に接近し始め、風雨が強くなり始めた夜間、断端が痙攣と共に痛みが激しくなってきた。ナイフでえぐるような痛みである。眠れない。ただ痙攣する断端を指で押さえて痙攣を止めると、やっとしのぐことが出来る。
以前は鎮痛薬としてロキソニンを1錠から半錠頓用していたが、記憶の保持・固定の過程を阻害するエビデンスが報告されているので、なるべく服用しないようにしていた。軽い痛みは唐辛子のカプサイシンに疼痛受容体の脱感作による弱い鎮痛作用があるので(筑波大沼崎らによって発見)、一味唐辛子又は七味唐辛子を普段は愛用しているが今回の激しい断端痛には無効であった。
ロキソニンを半錠又は1錠頓用してしのいでいる。血中半減期は1.5時間なので、数時間したら痛みが再び起こってくる。成る可く少量服用するようにしている。
しかし、何故低気圧接近によって断端痛が起こるのか、その機序はまだ不明である。平成15年(2003年)4月福岡で日本医学会総会があった際に、第2日目に特別講演があったが冷たいみぞれ混じりの低気圧に遭遇し、断端痛がおこった。会長とノーベル賞受賞の田中耕一氏の特別講演を聞いた後、新幹線に乗って福岡を脱出したら、嘘のように痛みが無くなったことを経験している。断端にある神経末端の受容体が気圧を感知するようになるのではないかと思っている。
23日午前6時断端痛が治まった。天気図では低気圧は東海の海上を通過し、移動速度も20km/hから30km/hと速くなって遠ざかってくれた。また痛みのない生活に戻れる。有り難い。
USBメモリは大変便利なんだけど、曲を多数保存してオーディオ装置のUSB端子にさして演奏したり、伴奏曲を鳴らしたりするときに、曲の順番が全くランダムになって不便である。どうかして曲の順番を自分の設定に近く出来ないものか、試行錯誤の末なんとかものにしたのでお知らせします。
USBメモリには曲順を設定するプレイリスト・エディタ機能は付いていないので、プレイリストを作って、設定してやらなければなりません。
私はMac派なので、Macで使えるフリーソフトを探しました。フランスの大学生が作ってくれた有能なソフト「VLC」にプレイリスト・エディタ機能が付いていることを知り、VLCを使うこととにしました。
MacBookProにVLC1.1.7をダウンロードしてVLCメディアプレイヤーを立ち上げ、プレイリスト画面にiTuneから曲を入力していきます。曲名は英語でローマ字表記でいいと思います。数字は入れない方が良いです。全部入れたら、abc順に並べ直します。自分の好きな順に移動することが出来ます。このプレイリストを「拡張M3U」のファイル形式でUSBメモリに保存します。名前は「○○愛の曲集1」のように、○はスペースにしておく方が良いかと思います。
ストリーミング/エクスポートウイザードも入力しておきます。そして、iTuneから曲を順番にUSBメモリに入れます。もし曲名の頭に数字が入ったら、削除します。順番は多少違ってもOKです。これでほぼ完了です。
曲順がランダムではなく、ほぼabc順になっていると思います。Windowsでも同様と思います。
今日は東日本大震災1周年の日、一年前の今日あの未曾有の大震災が起こった。追悼の心を捧げます。
それとは別に、この一年間本を書く作業が続いた。
私が長く研究してきたオルニチン・アミノ基転移酵素が脳の海馬や皮質の椎体細胞に在ることから、記憶、思考〜認知症についてまとめたいと思っていた。認知症については12年前から老人保健施設に勤務し始めて、認知症予防について強く実感するようになった。次世代に伝えなくてはいけないと義務感すら感ずるようになった。
そして尿素回路の起源・進化についてもはっきりさせたいと思っていたところ。丁度タイミング良くサンディエゴ・クレイグベンター研究所のアンドリュウ・アレン博士らの論文が2011年「ネイチャー」誌に発表されたのである。それで、これを中心に考察しまとめていた。
そしたら、さらに長寿遺伝子・サーチュインのことがMITのレオナルド・グランテ博士を中心に明らかになってきて、尿素回路とアルツハイマー病との関連がクローズアップされてきた。お互いに関連があるのである。
尿素回路は哺乳類にとっては必須の回路である。遺伝子の中にしっかりと刻み込まれている。生活習慣病やアルツハイマー病はこの35年位の間に次第に人類を侵犯しはじめた疾患である。サーチュインも大腸菌からヒトに至るまで、生物が持っている本来の始源的な遺伝子である。本来持っていたヒトの始源的な遺伝子群とヒトの食・住・生活環境の不調和がこれらの現代病の流行を生んでいるのではないかと思っています。
最近のリハビリ療法の進歩はめざましい。なかでも片麻痺回復のための促通反復療法(repetitive facilitation exercise therapy: RPE)は有効性があるらしい。You tubeでみた例では、6年間経過した慢性の片麻痺患者や2・3年間待ちに待っていた片麻痺患者に希望と笑顔がよみがえっている。
早速、私も家内の右片麻痺に対応するために、「川平和美著 「片麻痺回復のための運動療法ー促通反復療法「川平法」の理論と実際 第2版 DVD付き」を購入し、実習をはじめた。
解剖学は医学部1年生の時に勉強したままであるから、復習しないと理解不十分な箇所が出てくる。「川平法」の要点は解剖としなやかな指のリハビリ技術である。DVDがあるので、指の使い方が学べる。そして簡潔に述べられる川平教授の要点を聞き逃さないようにして、関節を痛めないように、促通することが、そして繰り返すことが大事です。
近位筋・遠位筋、回外・回内、外転・内転、外旋・内旋などの解剖用語を復習し、家内の右上肢で実施しはじめている。実施するにあたり、患者と治療者の位置関係が大事です。
「右手で手すりを持つと右上腕に痛みが起こる」
「後ろに右手を回すとビリビリ右上腕が痛む」
「布団を上げるときにあげにくい」
などの訴えがあるので、まず右肩胛骨及び右肩関節の促通をして、可動範囲を広げたいと思っているのです。
終活って、私は随分誤解していたようだ。葬儀の準備をしたり、遺言を書いたりすることらしい。婚活や就活と同類の短縮造語で、人生の最後にすることくらいに解釈していたが、もっともっと曖昧な言葉らしい。
私は現在本を書いている。本を残したいと思って書いている。16年前に大学を定年になったときに、「ひとしずくの研究」という178ページの本を自費出版した。「ひとしずくの研究」は謙虚な題名であった。ひとすじの研究だろうと言うヒトもいた。木曽の山によくスキーに行っていたので、木曽川が中央アルプスや飛騨の山の源流から中部地方を横断し、長良川と合流して大河となって、伊勢湾にそそいでいることをいつも意識していたようだ。この大河の流れを世界で行われている生化学の研究に置き換えて思ったのだ。私の研究はこの大河にそそぐ「ひとしずくの研究」にすぎないのではと。しかし、私のしたことは「ひとしずく」ではなく、もっと大事なことをまだ言い残しているように今思うのである。
定年後、私は基礎医学から方向転換して、二年間の内科研修の後、臨床をはじめた。産業医の資格を持つ老健医である。老健:老人保健施設は認知症の高齢者の生活を支援・介護する施設である。殆どのヒトは頼みもしないのに入れられたと思っている。私より高齢の方が多く、そして自分で健康管理が出来なくて認知症になって終ったヒトが殆どである。気の毒である。医学が進歩して、80-90代の高齢まで生存できるようになった。高齢になっても、黄金のような生き甲斐を感じながら生きるには何が必要か?それはそのヒトなりの健康ではないかと思う。これから黄金期を迎える40-50代のヒトに役立つ本を、面白いと感ずる本を残したいと思っている。
本年3月27日の「オルニチンと脳回転状網脈絡膜萎縮症の不可思議なお話」でオルニチンがサプリメントとして流布していること、オルニチンがオルニチン回路というアンモニアを無毒化する回路の重要な役割を持ったアミノ酸で、オルニチンアミノ基転移酵素という酵素で健常者では分解されるが、この酵素の遺伝子異常で分解できないヒトでは高オルニチン血症を伴った脳回転状網脈絡膜萎縮症という網膜の病気になるお話をしました。この病気のヒトは非常に稀ですが、日本でも皆無ではなく、異常遺伝子を片方もつ親族をいれると約数十から百人は存在します。
今回脳回転状網脈絡膜萎縮症を専門に研究していた元富山医歯大眼科教授の早坂征次氏がオルニチン・サプリメントの網膜リスクについての総説(S. Hayasaka, T. Kodama, A. Ohira: Retinal risks of high-dose ornithine supplement: a review, Br.J. Nutr. 2011 Jul 18 : 1-11)を書いているので、それも加味して再び取り上げましょう。
栄養学者や内科医(特に肝臓内科医)はオルニチンはアンモニアを肝臓にある尿素回路で解毒するために有用だと推奨しています。しかし眼科医は高濃度のオルニチンが網膜毒性を持っていると信じています。オルニチンは不思議なアミノ酸でタンパク質の材料には使われません。専ら肝臓の尿素回路でアンモニアを解毒するために働くアミノ酸として特化したアミノ酸です。栄養学、内科学、スポーツ医学、ストレス医学、老年学などの分野で有効なエビデンスが出はじめていますが(アンモニア解毒、肝保護作用、飲酒・運動による疲労軽減効果、抗ストレス作用など、末尾のセミナーレポートpdf参照)、摂取するオルニチンの適量域や服用持続期間など今後充分検討を要する面が残されています。しかしES細胞で肝臓細胞環境を再生し、尿素生成を見事に証明できた東工大田川陽一氏の成功に拍手。疲労回復やメンタルストレス軽減効果の真偽、もっと多人数のRCT研究の必要を痛
感します。正常者及び脳回転状網脈絡膜萎縮症、HHH症候群の血中オルニチン濃度、正常者・肝硬変・糖尿病患者がオルニチンを服用したときの血中オルニチン濃度変化を表示しておきます。
従来もオルニチンはオルニチン・アスパラギン酸塩、オルニチン・ケトグルタル酸塩、オルニチン単独で肝障害やボディービルや回復期及び低栄養の高齢者などに投与され一定の効果があると報告されてきました。しかしオルニチンを分解するオルニチンアミノ基転移酵素の遺伝子変異で分解できないヒトでは、オルニチン濃度が体内で50倍以上の高濃度となり、それが何十年と持続すると白内障・網膜変性が起こり、失明することがわかりました。即ちオルニチンには網膜毒性・網膜リスクがあるのです。この遺伝子を半分持っているヒト(異型接合体:患者ではない父母・兄弟・姉妹)でもオルニチン濃度が高くなる傾向が出てきます。もう一つオルニチンをミトコンドリアに入れるオルニチン輸送体に遺伝子異常がある病気があります。HHH症候群と言います。これも稀な病気ですが皆無ではありません。この場合も安易にオルニチンを飲むとオルニチンが高くなってきます。
この二つの病気に罹っているかどうか、どうしたら見分けることが出来るでしょうか?まず、オルニチンの分解酵素が欠損する脳回転状網脈絡膜萎縮症(GAと略す)は
1 近視:3,4才から20才までに急速に進行する 90%に合併
2 夜盲及び周辺視力の減弱:10才前後より進行 眼底周辺に白斑出現
3 後極性又は皮膜下性白内障:20才前後に出現
4 トンネル視から盲目へ:30-40才代に眼底の白斑融合し、脳回転状となり、黄斑部にも及ぶ
5 筋力低下、2型筋萎縮、中枢神経症状、徐波脳波の出現など
1、2の症状から眼科受診し、高オルニチン血症が見つかるでしょう。次にオルニチン輸送体欠損によるHHH症候群の症状は乳児期より食後嘔吐や痙攣があり、特にタンパク摂取によって高アンモニア血症が起こるので嘔吐・意識障害・痙攣が起こるようになる。小児科を受診し、HHH症候群(高オルニチン・高アンモニア・高ホモシトルリン症候群)かどうかが分かります。この二つの病気の患者さんやその遺伝子の半分を持っている親族の方はオルニチンを摂取すると、高オルニチン血状態が長く持続して網膜障害が起こるリスクが高くなりますので、危険です。
それ以外の健康な方はオルニチンを1日2グラムまでなら服用しても安全です。上表に示したように、肝硬変や糖尿病では非服用時でもオルニチン値は正常よりも約2倍高く、2グラムの服用で肝硬変症ではピーク値が30分ずれて60分になり、糖尿病では分解が高まっているのでピーク値は低いです。
オルニチンは尿素回路の流れの太さを決めるアミノ酸です。オルニチンの量が少ないと細い流れとなり、量が多いと太い流れとなりアンモニアが早く処理されます。健康なヒトはオルニチンを飲まなくても、小腸で作って肝臓に供給していますのでご心配なく。
先日の6月25日(土)ゼミ「脳梗塞治療の最近の話題ーTIAを中心に」を聴きに行った(TIA=transient ischemic attack直訳:一過性脳虚血発作)。演者は脳梗塞の予防と前置きして、話し始めた。アメリカや英国では数年前から、脳梗塞の予防をどうするか、どのような症状が何分続いたら脳梗塞発症の危険が高いのか、新しい診断法はあるのかなどが検討されシステム化されているという。日本でもやっと日赤が受け入れ体制を作り始めたとのことである。一過性脳虚血であるから、大丈夫すぐ直ると軽く思って放置すると、麻痺を伴った脳梗塞が起こってくるので要注意である。 去年3月9日のブログで 「脳ペナンブラは脳虚血症状の温床:治るか、救急車か」 を掲載した。一過性脳虚血が脳ペナンプラを伴っている時は脳梗
塞が必発するので、すぐ入院治療が必要になる。めまい、立ちくらみ、目の前が暗くなる、急に言葉が出てこないなどの脳虚血症状が起こったときどう判断するかが大事である。すなわち、脳ペナンプラを伴っているかいないかをを判断しなければならない。
上表は脳虚血発作の危険度評価のためのABCD2スコアであって、3点以上であれば119番に通報して、救急車に来てもらい、脳梗塞治療の受け入れ可能な病院に入院する必要がある。AはAge年齢、BはBlood pressure血圧、Cは神経症状、Dは持続時間、もう一つのDはDM糖尿病をもじったものである。脳画像診断も進歩し、15時間以内で、ディフュジョン陽性率は30%以上である。血栓溶解療法を含めた治療はその日のうちに開始される。症状持続時間が10-59分としてあるが、10分以上続くようであれば脳ペナンプラ陽性と考えた方がよい。しかし、失神、めまい、ふらつき、しびれなど脳虚血発作と誤診されやすい症状は高齢者ではよくみられる。持続時間が重要である。
先日朝のラジオを聴いていたら多摩六都科学館 館長 高柳雄一氏の「クロロフィル蛍光を宇宙から測定」できるようになっている話を興味深く聞いた。植物プランクトンが出すクロロフィル蛍光は微弱で、太陽光にカバーされて測定しにくいんだそうだが、たまたま0.77ミクロン付近に間隙があって測定できるんだそうである。早速調べてみたら、NASAから公開されているグローバルイメージをダウンロード出来ることも分かった。
新鮮なサンマ(秋刀魚)がスーパーに出回るようになるのは、毎年8月頃からだが今年はどうであろうか。東日本大震災で気仙沼漁港など東北沿岸の漁港全てが操業できないからである。しかし気仙沼で元気を出しているサイトを発見。何故サンマが早秋に北の海で湧くように獲れるのか。そして、何故冷たいベーリング海に発する親潮に乗って南下してくるのか興味深く思っていたが、クロロフィル蛍光の全地球的イメージから容易に理解できる(下図参照)。
クロロフィル蛍光は植物プランクトンが持っている光合成性葉緑素が出す微弱な光なんだ。そして植物プランクトンが増殖するためには光、水温、栄養物(海中のリン酸・硝酸塩・窒素源・鉄など)が必要であるが、アムール川が注ぐオホーツク海の流氷が栄養物を運んでくる。風と海流で北海道の北の海に集積する。暖かくなる早春に植物プランクトンは増殖し始める(下図矢印で示す)。多分サンマはそれを知っていて産卵するのであろう。北の海で湧くようにサンマが増えるのだ。美味しいサンマがまた食べられる日が早く来てほしいと願っている!珪藻など海の植物プランクトンの春と秋の大繁殖はスプリング・ブルームspring bloom、オータム・ブルームautumn bloomと呼ばれ、海の色が変わるほどの季節的現象だそうである。下のイメージはオホーツク海のスプリング・ブルームと思われる。最近この北の海のスプリング・ブルームに極めて重要な役割を果たしているのが、オホーツク海深層海水からの鉄の供給であることが分かってきたという。冬期に水温が下がると深層水が浮上してきて鉄が供給される。この鉄の供給が植物プランクトンの一番の増殖制限因子だったのである。温暖化は深層からの鉄の浮上を弱めるそうである(OPRFニュースレターより)。
入れ歯洗浄剤ホワイトポリデントでハーモニカのリードプレートを洗浄すると、リードのプラーク(垢)が綺麗にとれてピカーット輝いてくる。バルブはつけたままでいい。新品に近い状態に更新される。
これを発見したのはクロマティックハーモニカの世界的名演奏家・われらが師匠、徳永延生先生だ。ハーモニカは毎日吹いていると、半年から1年もするとリードが黒くなってくる。唾液が入ってゴミも入って酸化されるためだろうと思っていた。特にクロマティックハーモニカでは音が重くなってくる。ピッチは測ってはないが下がってくるようだ。それが入れ歯の垢付着と同じ機構だと気がついたのが徳永先生である。先生のホームページのコーヒーブレークを毎日見ていて、4月25日のブログに突然発表されました。私も早速試してみてびっくりしました。本当にリードが新品のようにピッカッと輝いてくるのである。ハーモニカ仲間では今この発見が大きな話題と喜びとなっている。
その秘密はタンパク分解酵素にあるらしい。発泡剤とタンパク分解酵素がうまく働いて、リードとバルブに付着した垢を溶解し、取り除いてくれるのだ。詳細は徳永先生の4/25のブログを参照してください。またハーモニカ・メンテナンス・セミナーでも行われています。酵素の量を3倍にしたホワイトポリデントはアクティブシニア用に口臭予防・歯の白さを保つために開発されたグラクソ・スミスクライン社の特製品である。
成人の2型糖尿病は手強い代謝病である。見くびると次第に進展してゆく性質をもっている。ネイチャメジシンという医学一流紙の本年4月号に表題のような記事があらわれた。糖尿病はグルコースの消化・吸収・代謝にインスリンの分泌が量的にも時間的にも、不足している病的状態である。予防や早期発見のために現在、標準体重の維持(BMI 22前後)や空腹時血糖値(130未満)およびヘモグロビンA1c(6.5未満)などをチェックすることが重要と言われている。しかしテクノロジーの発達で体内代謝分子のプロフィールを多数例で測定できるようになった。特に糖尿病のような代謝病にこのテクノロジーを応用すれば、新しいバイオマーカーや調節シグナル分子が見つかるかも知れないと言う。
この報告は有名なフラミンガムのコホート研究の中の症例・対照研究として行われたもので、1991年から1995年の間に検査をした時には非糖尿病だったヒト2,422人のうち201人が12年のフォローアップ期間中に新規に糖尿病になった(症例)。この症例189名といろいろな性状(年齢、性別、体重、空腹時血糖値など)が同一な対照群189名(非糖尿病者から選んだ)について、血液を採取して主要なアミノ酸・アミンを含む61種類の血中代謝物濃度を高速液クロ-タンデム質量分析器(LC-MS)で測定したものである。
結論から先に言うとこのハーバード大医学部のグループは分岐鎖アミノ酸(イソロイシン、ロイシン、バリン)とチロシン・フェニールアラニンなどの芳香族アミノ酸濃度増加が将来の糖尿病発症と非常に高い関連を示すことを発見したのである。特にイソロイシン・チロシン・フェニールアラニンの三者の組み合わせで見た場合、第4四分位の被験者(四分割した第4番目の高いグループ)ではオッズ比は6以上を示し、発症のリスクが非常に高いことを示した。別の独立のコホート研究でも同現象を確認している。
糖尿病の発症乃至初期にアミノ酸の代謝が重要な役割を果たしている可能性が強いことをこの報告は示しているようである。しかし、これは白人のコホート研究で日本人ではまだ明らかではない。私は分岐鎖アミノ酸の代謝を研究していたので、糖尿病発症との接点がどこにあるのか大変興味深く注目している。南太平洋のイースター島で発見されたラパマイシンの受容体およびインスリン感受性を高めるメトフォルミンなどの饑餓・飽食、寿命など生命の根幹に関わる制御系(mTOR)との関連が次第に明らかになってきている。
アンチエイジング(抗老化)という言葉が21世紀に入ってから言われるようになった。学会でもシンポジウムのテーマとして取り上げられている。酸素ラジカルが諸悪の根源のようにいわれ、老化も酸素ラジカル(活性酸素ともいう)によって促進されるらしい。ラジカルとは過激分子という意味があるので、最近では活性酸素と呼ばれるようになった。以下活性酸素を用いる。私たち人類は酸素なしでは生きてゆけない。私たちがいつも吸っている酸素の約2%が活性酸素に変わるという。一方ヒトは血管とともに老いると昔から言われているが、その血管を拡張し若さを保ってくれるNO(一酸化窒素)も活性酸素の一種である。スーパーオキシドも活性酸素の一種で、一酸化窒素とともに血圧調節にたずさわっている。また過酸化水素も活性酸素の一種であるが殺菌効果のある次亜塩素酸へと変化し、感染防御にはたらいている。このように活性酸素全てが悪玉ではなく、重要な生理的役割を担っている面もある。
ミトコンドリアでエネルギーが作られる時に、電子が漏れて最初に酸素と反応し、次々と電子が反応して、いろいろな活性酸素が生じる。以下の反応のように、一番毒性の強いヒドロキシルラジカルが最後に生ずる。
酸素→スーパーオキシド→過酸化水素→ヒドロキシルラジカル
このヒドロキシルラジカルは酸化力がずば抜けて強く、スーパーオキシドの100倍の酸化力を持ち、ラジカルすなわち過激分子の名のとおり、遺伝子や細胞膜や酵素を傷つける原因分子である。ガン・糖尿病をはじめ色々な病気の原因となる。
この最も毒性の強いヒドロキシルラジカルのみを選択的に水素が還元消去することを日本の生化学者が発見し、4年前一流紙Naturemedicineに発表した。この研究では2%の水素ガスを含む、窒素・酸素・水素の混合気体をラットに吸わせて、急性脳梗塞後の再環流時の活性酸素発生による脳障害を顕著に抑制することを証明している。この記事は「水素のハイウエイ」のキャッチフレーズで喧伝された。日本ではこれ以来、天然水素水などと銘打った水が多く出回るようになった。はたして効能のある水素を含んでいるのか疑わしい。
私は毎朝、水を「銀水」で電気分解して電解水素水を作って、粉末茶を溶かして飲んでいる。粉末茶は緑茶をお茶粉末器で作成する。粉末茶に含まれるエピガロカテキンガレート(約10%含有、極量100㍉㌘まで肝障害に注意)が脳細胞でα-セクレターゼを活性化して、アルツハイマー病の原因になるβ-アミロイドを作らないようにしてくれるからである。はたして私と家内の脳の老化を防いでくれるであろうか?また老化物質と言われているタンパク質と糖によるメイラード反応で作られるAGE(advanced glycation endproducts:最終糖化反応物)も活性酸素によって作られ、老化、白内障、ガン、動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー病、心筋梗塞、脳梗塞などもろもろの病気の原因となっているので、これらが抑えられたらと希望しながら飲んでいる。
カフェインレスコーヒーやゴルドブレンドを電解水素水で作製し、電子レンジで温めて飲んでいる。とても美味しい。
クロマティックハーモニカS64のバネが購入時は強すぎるので、弱めなければならな
い。このバネ圧力調整器には「徳永先生ご紹介の高級品」や「大将の手製品」などがあるが、
わたくしも簡易なものを作成して圧力を弱くすることが出来たので一報しておきたい。
材料は白い塩化ビニール板(フォーレックス/アクリサンデー製:厚さ2ミリ)、セメダイン(3000ゴールドゼリー状3g)、AXプラグ(八幡ねじ製:サイズAX-6、黒プラグ部を使用する)、使用済みボールペン中軸(インク
用)2-3センチメートル1
本。材料は主に近所のKahmaで買いました。費用は1000円前後です。
適当の大きさに切った塩化ビニール板に上写真のように、穴を開けてボールペン中軸を通し下から接着剤で固定しておく。バネ固定用の小矩形の塩化ビニール板を上・中写真のように接着剤で接着する。黒プラグ部はバネの短肢がひっかかるようにヤスリで引っかかりの凹みを作っておく
(中写真参照)。バネを中写真のように矩形底辺に固定し、輪の部分をボールペン中軸
に通し、バネ短肢を黒プラグ凹部端にひっかけて、ペンチで黒プラグを把持し時計方向に180度回転させ1分ほど保持すると、下写真のバネ(左→右)のように容易にバネ圧力を緩めることが出来る。
要はバネの輪の部分に曲げる力によって、輪に歪みがかかり、ハーモニカの内部のバネ固定軸に入らなくなったりしないように、曲げるためである。鉄製の前2者ほど強固ではないが、樹脂製の本器でも20-30回くらいの使用には耐えるので十分と思います。
次の課題はバネ強度測定器を作って、バネの強度を測ってみたいと思います。これは少し難しいかな?しかしチャレンジこそ面白い!
付記:マウスピースの止めネジ首につけるビニール管の長さは、スライドを押したときカチャカチャと鳴ることに大きな影響を与えるそうだ。先日の徳永先生の話では7㎜(㍉㍍)が最適とか、実際に試してみたら少し長いように思うがやはり7㎜が正解だった。
昨年7月から改正臓器移植法が施行されて10ヶ月が経とうとしている。今月12日関東甲信越の病院で、交通事故後入院治療中のところ、改正臓器移植法による脳死と判定された15才未満の少年から、ご家族のご意向により心、肺、肝、膵、腎の5臓器が移植されることになった。日本臓器移植ネットワーク(JOT)はドナー発生施設とレチピエントのいる移植施設を連結する臓器移植斡旋の唯一の許可機関で、今回も重要な役割を果たしている。摘出チームの医師は同日提供病院に集まり、摘出手術を始めた。心臓は心筋症の十代の男子に、肺は高血圧症の五十代の女性に、肝臓は肝疾患の二十代の男性に、膵臓と片方の腎臓は三十代の1型糖尿病の女性に、もう一つの腎臓もほかの方に移植された。5人のヒトの命を支えるために臓器を提供できたのである。彼の死は無駄にはならなかった!ヒトは死んでも最後の命の贈りものが出来るってことはすごいことだ。
脳死の状態では呼吸は自発呼吸は消失しているが(呼吸器を使用している)、心臓は自動的に拍動している。心臓移植外科医のNF氏は米国ではドナーに最初に会うのは手術室であるが、我が国ではドナーの状態を把握するために集中治療室でドナーを診察するので、患者をドナーとして診察する際、医師の本能であろうか、なんとか助けてあげたいと言う気持ち。ドナー心を停止させるときも、本当にこんなことをしてよいのかと自問自答したという。しかし脳死がヒトの死であることを確信しており、ドナーの方の明らかなご意志があるので、決意して心臓を摘出したそうである。心臓を移送中もレシピエントを救うことが出来るので、嬉しいはずであるが、ドナーの方の心拍を自分の手で止めたことを思うと、身の張り裂けるような思いでいっぱいであった。今でもあの気持ちは忘れたことはないと述懐している。
お互い助け合おう!東北関東大震災でのひとごととは思えないような被災、原発事故のすざまじさ、みんな助け合わないと切り抜けてゆけない。何が正義かサンデル教授の言を待つまでもなく、みんな助け合おう!
先日永谷園のインスタント味噌汁をスーパーで買ったら、「一杯でシジミ70個分のちから」永谷園という味噌汁パックだった。一食分に25ミリグラムのオルニチン(協和発酵製)が添加されているのである。シジミの味噌汁は私も大好きで、しばしば宍道湖のシジミや地元三重県や木曽川のシジミをスーパーで買ってきていただいている。このシジミにオルニチンが豊富に含まれているのだ。協和発酵がオルニチンの広告をするようになったのはこの二三年前からである。またオルニチン研究会という団体を立ち上げてオルニチンの効果を研究し、民間に情報を流布しているのである。現代はサプリメントブームである。ビタミンC、コエンザイムQをはじめいろいろなビタミン、DHAやEPAなどのω脂肪酸、いろいろなアミノ酸類など、青汁なども含めると枚挙にいとまがないほどである。
肝臓には尿素回路、別名オルニチン回路と呼ばれる、食べたタンパク質やアミノ酸の終末窒素産物である有害なアンモニアを無害な尿素に変換する回路が、エネルギーを使いながら常時回転している。この回路にオルニチンは必須のアミノ酸である。オルニチンを服用すると、この回路の流れる量が多くなるので、アンモニアが早く処理される。疲れたなと感じたときや、明日は最高の頭脳活動が必要というときには、オルニチンの服用は有効である。何故なら血中に神経活動を阻害するアンモニアが残っていたら、大脳の頭脳活動は妨害されるからである。
1967年今を去る44年前、私はラットの肝臓のミトコンドリアから、オルニチンを分解してエネルギーとグルタミン酸を供給する「オルニチンアミノ基転移酵素」を結晶化することに成功した。2年間の試行錯誤の末、酵素を結晶化でき有頂天になっていました。その年に渡米し行った先の研究室でもアラニンアミノ基転移酵素を結晶化することが出来、アミノ基転移酵素の結晶屋として有名になっていました。結晶化できると物質として酵素を単離して、色々なことが出来るからです。1969年日本に帰ってまもなく、1973年この酵素の先天的欠損で血中のオルニチン濃度が数倍から10倍に増加し、脳回転状網脈絡膜萎縮症という特徴的網膜像を呈する目の病気が起こることが、フィンランドの眼科医によって報告されました。遺伝子は第10染色体の長腕の端10q26にあり、常染色体性劣性遺伝形式の遺伝病なのです。日本でも稀ですが年間数例から二十例ほどの症例が見つかりました。5才から20才くらいで強度の近視となり、視野狭窄が進行し、30-40才でトンネル視野から盲目へと進行するのです。また白内障も合併します。私もこの病気の研究班に加えていただき病気の原因を追及しましたが、最終的にミューラー細胞障害説を私は提唱しました。本当の原因はまだ分かっていません。
ミューラー細胞は目の網膜の神経細胞の助っ人の役目を担っている細胞で、脳のグリア細胞と同類です。網膜全層を裏から裏打ちして支持している大きな細胞で、健常なミューラー細胞のミトコンドリアマトリックスにはオルニチンアミノ基転移酵素が在るのですが、この病気では欠損しているのです。最近ミューラー細胞の研究が進んでいます。また親類の脳のグリア細胞の研究も進んで来ました。不思議なことにこの脳回転状網脈絡膜萎縮症は人種によって脳症状が異なるのです。フィンランドの全37症例はこの酵素の402番目のロイシンがプロリンに変異した原因によるもので、日本の症例では違った部位のアミノ酸の置換が原因で認知症状はありませんが、欧州では重度の認知症状を伴う症例が多く報告されています。多分ミューラー細胞単独の障害ではなく、広くグリア細胞に関係する障害があるのかも知れません。
半身麻痺になったらもう泳げないと普通は思うものである。高齢社会になって、脳梗塞で半身麻痺になる人がとても多い。さる3月6日(日)、障害者のロングディスタンス水泳大会第19回大会が名古屋市障害者センターで行われた。わたしは泳法審判のボランティアとして、参加させてもらった。ロングディスタンスだから、自由型800メートル、自由型1500メートルの種目があり、エントリーも多く、毎年行われていて、今年で19回目。来年は第20回の記念すべき大会となる。この大会での二つの素晴らしいエピソードを紹介したい。
視覚障害のNKさんは可愛い三児のパパさんであるが、自由型800メートルと自由型1500メートルの2種目に出場した。視力は0.03ほどで手動弁別がやっと可能な程度であるが、泳ぎのスピードは殆ど健常者と変わらない速さである。それにもまして子供たちの応援のすごいこと。パパが泳ぎ出すと三人も一緒にプールサイドを走りながら、きゃーきゃー叫びながらの大応援!申告タイムを悠々と切るタイムでゴールした。
HZさんは61才右半身麻痺(右片麻痺とも言う)がある。左の脳動脈の梗塞で50才代で発症したが、水泳
を続けたいとの意思が強く、このロングディスタンス水泳大会では毎年出場している名スイマーである。片側障害区分で自由型800メートルと自由型1500メートルの2種目で新記録保持者である。今回は自由型1500
メートルに出場し、申告タイムを軽くかわしてゴールした。左図のように左
腕で水をかいている。右手右足は水中で伸ばしたままである。左足は水を蹴っている。丁度日本古式泳法の「のし」の変形に近い泳法と考えたら理解しやすいと思う。水中では動きやすい、ゆっくりと泳げば、脂肪を燃焼する好気的運動となり、よいリハビリとなる。半身麻痺があっても泳いでみませんか。写真は本大会主催者の名古屋障害者スイミングクラブ「ウェーブ」IM氏の提供です。
昨日はエコチル調査と結核のゼミを聴きに行った。エコチル調査は子供の健康を守るためのエコ環境関連調査で、妊娠から13才まで追跡するロングランの10万人規模の
全国コホート疫学調査であり、税金50X13億円以上計上して行われる大事業である。今年から行われる。原因は年々増加している先天異常・奇形や、喘息児や小児肥満の増加や、自閉症など精神神経発達障害児の増加の原因をエコ環境との関連で調査するのが目的である。例えば、現時点では、妊婦は金目鯛を一週間に一切れ以上食べないこととか、高血圧や糖尿病はそれぞれ、鉛やヒ素の摂取で悪化するから気をつけることなどであるが。この調査で、もっと詳しく体質や年齢や遺伝との関係が分かってくるであろう。子供は我々の宝そして希望であるから、この調査の成功を祈りたい。
結核は過去の感染症で、現在ではそう心配しなくてもよいのだろうと思っていたら、大間違いだった。例えば結核罹患率(人口10万人対)は全国平均で19であるが、大阪府31.5、東京都25.0、愛知県22.4と三都道府県がトップを占めており、政令指定都市では大阪市の49.6次いで名古屋市の31.0となり、これらの都市はまだ結核危険都市である。抗結核薬の進歩によって1970年以降結核が全国的に終息してきたので、現在50才位から上の人は結核菌の初感染を受けており、未発症であるが、結核に対する免疫は持っている。現在40才代以下の若い世代は結核菌とは接触もない未感染世代で、無免疫状態であり、大変危険である。
現在40才の女医Sさんは研修医時代に、咳をしている結核患者の予診で感染し、
肺上葉に小空洞ができる肺結核症にまで進展した。幸い徹底的な抗結核薬療法で完治したが、無免疫状態では重症化への進展もすこぶる早いので危険である。
大都会ではホームレスもいる。実はこれらの人に重症で多剤耐性菌結核症に罹っている場合があるのである。また結核罹患率は高齢ほど高い。70才以上の男性が120.1、女性が83.4と高率であり、新結核罹患者の三分の二は65才以上の高齢者が占めている。排菌陽性の場合周囲に結核菌をまき散らしていることになる。また海外でも結核はインド、中国、インドネシアなど東南アジアやアフリカではまだ猛威をふるう感染症である。
長引く咳は結核の赤信号と言われている。40才以下の若い世代はマスクをつけて自分を防護することを忘れないように、特に密閉された空間:バスや地下鉄や医療施設などでは気をつけなければならない。
クラス会に高知まで行ってきた。1月12日(土)、行きは西日本は南から低気圧が接近していて、雪が降っていた。伊吹山は真っ白であった。岡山に近づくにつれて、瀬戸大橋が揺れているので、JRは止まっているとの情報が、のぞみの「文字ニュース」フレームに流れる。昼飯に岡山名物の「祭り寿司」を買って、乗り換えた南風の車上で食べようと思っていたが、予定が狂ってしまった。岡山に着いたら、2時間待ちの南風が発車するからすぐ乗ってくれとの、駅員の指示ですし詰めの南風に乗る。児島でやっと1号車の指定席に席が取れ座ることが出来た。風はまだ強くて、漁船はすべて避難している、時化た瀬戸の海の上を南風は渡ってくれた。瀬戸大橋はすごい建造物であるとつくずく思った。日本の世界に誇る技術力の傑作の一つなのだ。もう出来てから何年経っているのだろうか?1988年4月に鉄道と車が通行できる橋として、初めて瀬戸内海にかかった橋だから、この4月で35年になるのである。
高知は晴れていた。われわれの同窓生は60名だったが、毎年欠ける人が出て現在31名で、29名が死亡している。80才から79才になるから、この死亡率もやもうえまい。会場の三翠園は高知の殿様山内家の下屋敷であるとのことで、立派な庭園と天然温泉と高知の魚料理で有名である。乾杯で始まり、気のあった懐かしい談笑がたっぷり2時間も続いた。その間、寿司・刺身、新鮮な海産物類を堪能した。鰯の稚魚しらすをワサビで食べる。ノレソレっていう透明なやや長めの稚魚の刺身も酢醤油で食べると美味かった。ノレソレはうなぎ目レプトケパルス(稚魚)であなごの稚魚らしい。また青緑色に光る目を持ったメヒカリの干物の唐揚げも翌朝の朝食でもでてきた。
二次会で行ったカラオケ店で、クロマティクハーモニカを3曲:真珠貝の唄、この野原いっぱい、琵琶湖周航の歌を吹いた。やはりクロマティクハーモニカは良い!伴奏はiPadでどうにかできたが、問題はオーディオによる再生であった。
帰りには待望の祭り寿司を昼食に食べることが出来た。以前は5-700円くらいだったが、いまは1000円である。味は変わらず大変おいしかった。帰りの車窓からの冬山は雪は少なくなっていた。名古屋に帰ってきた。名古屋は暖かく感じた。久しぶりの小旅行も良いものである。
インクレチン・ジャヌピアの賑やかなデビュから年余の時間が経って、いろいろな批判や治療経験が積まれている。昨日は豊田地区にも馴染みのあるDr傍島祐司さん(大垣市民Hp)のセミナーを聴きに行った。
糖を摂取すると小腸では糖摂取を感知して、小腸上部のK細胞からG1P(glucose-dependent insulinotropic polypeptide: グルコース依存性インスリン向性ポリペプチド)が、小腸下部のL細胞からGLP-1(glucagon-like peptide 1: グルカゴン様ペプチド-1)が分泌される。この両者をインクレチンと呼んでいる。この両ポリペプチドともに小腸から分泌される分解酵素DPP-4(dipeptidyl peptidase4)によって、分解され半減期2分という短寿命のホルモンとして作用する。Ⅱ型糖尿病者(DM)ではこのインクレチンの作用不足が分かっている。インクレチンは「血糖上昇によるインスリン分泌を増幅する」のであって、血糖上昇のないときはインクレチンそのものにはインスリン分泌促進効果はない。
インクレチンに二種の薬剤が登場してきた。1つはDPP-4阻害剤のジャヌピア(シタグリプチン)と、もう一つはGLP-1誘導体で分解を受けにくい合成アナログペプチドで、ビクトーザと呼ばれる皮下注射薬である。
インクレチンは治りにくい、血糖コントロールの悪いⅡ型DMによく効くとのことである。しかし膵臓β細胞には受容体を介して作用しCa流入を起こし、インスリン分泌を増幅する。アマリールなどのSU剤との併用では強い低血糖を起こすので、注意が必要なのである。決して安全な薬ではない。アマリール投与量は1-2㎎/日に減量することなどを強調していた。また肥満、体重減少、食欲コントロールやメトフォルミンとの併用時などまだ未知の面があり、期待は非常に大きいが慎重に事態を見極めたいと思った。
今日は私の79歳の誕生日です。おめでとうって自分に言っている。 良く、長く、まあまあ健康に、生きてきたな!ミシスSも「あめでとう」って言ってくれた。外は久しぶりの寒波の襲来で、10センチを越える雪が積もっている。日本中真っ白で追悼のお祈りをする。
いま必死に本を書いているので、ブログを書いている時間も、ハーモニカを吹く時間も少なくなっている。10万字書かないと一冊の体をなさないのだが、現在は五分の一位なのだ。考えながら動機を燃やしながら、書いている。毎年初夏には沢山の実をつけてくれる我が家の枇杷の木は今小さな白い花を咲かせて、結実の準備をしているんだ。枇杷から生命力の元気をもらっている自分である。
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